成長その1 ~飛行機~
- 2014/10/21
- 02:13
どうも。ぷにちんです。
とりあえず何のトラブルも無く本日沖縄に着きました。
出来ればハイジャックか機体トラブルが起きて万事休す!!と言うところでカッコ良くぷにちんが解決し、
ブログのネタに出来れば良かったんですが、何もありませんでした。
ハイジャック犯も恐らく私が乗っているのに気付いて大人しくしていたのでしょう。
皆さんも飛行機に乗るときはそんな妄想しませんか?
ぷにちんはいつもそんな事ばっか考えてます。
************************************************************
ある日、俺は空港に来ていた。
どこへ行くのか?そいつは聞かない方が良い・・・それを知れば君にも危険が降りかかるからな.。
搭乗開始のアナウンスが流れる。
飛行機に乗るのに慣れていない素人共が我先に、と搭乗ゲートに群がる。
普段から電車などでギュウギュウに押し込められている反動だろう・・・
座る席が確保されている、という当たり前の事も忘れて惰性で行動してしまう。
正に愚鈍な民衆の群れだな・・・
心に湧いた感情を諌めて、俺はその列の中に混じる。
今の俺はその民衆の一人を演じなければならない。
普通の日々・・・俺にとって最もかけ離れた状況の事かもしれない。
常に他者の一挙手一投足に神経を尖らせていなければ待つのは死・・・。
そんな日々が俺の日常でもあり、生きる術でもある。
半生を振り返り、自嘲気味に笑っている自分に気づいて自然な表情に戻す。
ここは銃声や爆音とは無縁の国・・・そんな事を危惧するのは馬鹿げている。
コンクリートの瓦礫では無く、クッションのある椅子に深く沈み込み意識を和らげる。
ふと鼻腔を掠める芳しい香りが、俺を幻想の世界に招き入れる。
乗客の搭乗もほぼ終わり飛行機内が落ち着いた雰囲気の中、一際目の引く女が歩いてきた。
どこまで伸びているのか分からないほどスラッと伸びた足。
北欧系なのだろうか・・・雪よりも冷たく、そして白く透き通った肌。
ゆるくウェーブがかかり、金糸のようにたなびくブロンドの髪。
美貌と危うさを表現している真っ赤なルージュ。
機内の男女関係無く全ての人間がその存在感に目を奪われ、息をのんだ。CAも例外ではない。
かくいう俺もその一人だった。
世界各地で活動し、美貌を武器に誘惑してくる女工作員など掃いて捨てる程見てきた俺でもその魅力に心奪われていた。
「アッチの世界だったら、今の瞬間に鉛弾を3発はブチ込まれているぜ・・・。」
小さく毒づきながらも視線は女を追っていた。
周りの視線に気づいていないのか、気にする素振りを全く見せずにこちらに進んでくる。
女「隣・・・失礼します。」
流暢な日本語で話しかけてくる。
ぷに「とても素敵な日本語を話すんですね。」
俺はロシア語で返した。
女「あら、語学が堪能なんですね。」
女はスペイン語で返してきた。
ぷに「世界の美女を口説くために必要だったものですから。」
女「ふふふ・・・お上手ね。」
柔らかなシート、最高の美女、そして危険の無いシチュエーション。
轟音と加速の中、飛行機は最高のフライトを約束していた。
機内サービスで頼んだシャンパンとキャビアを嗜み、エヴァと名乗った彼女とお互い微笑む・・・それだけだ。
大人の男女は相手の事を詮索しない。
全てはそのものが醸し出す、雰囲気で分かるからだ。
肩書きを伝えなければ成立しない社交界のパーティーなど二流の催しだと、世界に出たら分かる。
先の見えない女との行く末を考えながらも、その不確定さを楽しんでいる自分に気づく。
作戦立案から実行までを統括する俺が、謎の美女との行く末が読めないなんてな・・・
???「全員その場を動くなっ!!」
今日の俺はどうかしている、と思ったとき機内に悲鳴と恫喝の声が響き渡る。
状況を把握するよりも早く、俺はシートベルトを外し、右手にボールペンを携える。
座席の影よりチラリと怒声の元を一瞥すると、爆弾を体に巻いた男が老女を羽交い絞めにしているのが見えた。
ハイジャックである。
どうやら、アッチの世界が俺を放って置いてはくれないらしい。
ここから先のビジョンなら全て見通せる。
後部座席に隠れている敵の首をへし折り、主犯格の頚動脈にボールペンを突き刺す。
爆弾の解除は2分で可能だろう。
その時、CAに紛れていた敵が俺に銃を向けるがエヴァが手刀で気絶させる。
実は彼女は今度の俺の任務のバディであり、俺の実力が見たかったので
予め察知していたハイジャック犯のフライトに俺を乗せていた。
俺が頼れる相棒になりえるかの確認のためである。
俺は敵を排除した後にエヴァに尋ねる。
ぷに「俺は君の試験に合格できたかな?」
エヴァは何も答えずに俺の首に腕を回し、熱い口づけをした。
・・・てな感じの妄想を飛行機に乗って5秒位でいつもしてしまうんですよ。
多分精神鑑定かなんかを受けたら、きっとお仕事せずとも死ぬまで面倒を見てくれる施設に
入れてくれると思うんですが、きっとブログ活動とかは許されないので皆には秘密にしています。
現実の世界では、
向かいに座ったCAさんのスカートが気になってチラチラ見る。
落ち着きがないので座先に付いているCAさんを呼ぶボタンを2度も間違って押してしまい
キョドっていたぷにちんでした。
とりあえず何のトラブルも無く本日沖縄に着きました。
出来ればハイジャックか機体トラブルが起きて万事休す!!と言うところでカッコ良くぷにちんが解決し、
ブログのネタに出来れば良かったんですが、何もありませんでした。
ハイジャック犯も恐らく私が乗っているのに気付いて大人しくしていたのでしょう。
皆さんも飛行機に乗るときはそんな妄想しませんか?
ぷにちんはいつもそんな事ばっか考えてます。
************************************************************
ある日、俺は空港に来ていた。
どこへ行くのか?そいつは聞かない方が良い・・・それを知れば君にも危険が降りかかるからな.。
搭乗開始のアナウンスが流れる。
飛行機に乗るのに慣れていない素人共が我先に、と搭乗ゲートに群がる。
普段から電車などでギュウギュウに押し込められている反動だろう・・・
座る席が確保されている、という当たり前の事も忘れて惰性で行動してしまう。
正に愚鈍な民衆の群れだな・・・
心に湧いた感情を諌めて、俺はその列の中に混じる。
今の俺はその民衆の一人を演じなければならない。
普通の日々・・・俺にとって最もかけ離れた状況の事かもしれない。
常に他者の一挙手一投足に神経を尖らせていなければ待つのは死・・・。
そんな日々が俺の日常でもあり、生きる術でもある。
半生を振り返り、自嘲気味に笑っている自分に気づいて自然な表情に戻す。
ここは銃声や爆音とは無縁の国・・・そんな事を危惧するのは馬鹿げている。
コンクリートの瓦礫では無く、クッションのある椅子に深く沈み込み意識を和らげる。
ふと鼻腔を掠める芳しい香りが、俺を幻想の世界に招き入れる。
乗客の搭乗もほぼ終わり飛行機内が落ち着いた雰囲気の中、一際目の引く女が歩いてきた。
どこまで伸びているのか分からないほどスラッと伸びた足。
北欧系なのだろうか・・・雪よりも冷たく、そして白く透き通った肌。
ゆるくウェーブがかかり、金糸のようにたなびくブロンドの髪。
美貌と危うさを表現している真っ赤なルージュ。
機内の男女関係無く全ての人間がその存在感に目を奪われ、息をのんだ。CAも例外ではない。
かくいう俺もその一人だった。
世界各地で活動し、美貌を武器に誘惑してくる女工作員など掃いて捨てる程見てきた俺でもその魅力に心奪われていた。
「アッチの世界だったら、今の瞬間に鉛弾を3発はブチ込まれているぜ・・・。」
小さく毒づきながらも視線は女を追っていた。
周りの視線に気づいていないのか、気にする素振りを全く見せずにこちらに進んでくる。
女「隣・・・失礼します。」
流暢な日本語で話しかけてくる。
ぷに「とても素敵な日本語を話すんですね。」
俺はロシア語で返した。
女「あら、語学が堪能なんですね。」
女はスペイン語で返してきた。
ぷに「世界の美女を口説くために必要だったものですから。」
女「ふふふ・・・お上手ね。」
柔らかなシート、最高の美女、そして危険の無いシチュエーション。
轟音と加速の中、飛行機は最高のフライトを約束していた。
機内サービスで頼んだシャンパンとキャビアを嗜み、エヴァと名乗った彼女とお互い微笑む・・・それだけだ。
大人の男女は相手の事を詮索しない。
全てはそのものが醸し出す、雰囲気で分かるからだ。
肩書きを伝えなければ成立しない社交界のパーティーなど二流の催しだと、世界に出たら分かる。
先の見えない女との行く末を考えながらも、その不確定さを楽しんでいる自分に気づく。
作戦立案から実行までを統括する俺が、謎の美女との行く末が読めないなんてな・・・
???「全員その場を動くなっ!!」
今日の俺はどうかしている、と思ったとき機内に悲鳴と恫喝の声が響き渡る。
状況を把握するよりも早く、俺はシートベルトを外し、右手にボールペンを携える。
座席の影よりチラリと怒声の元を一瞥すると、爆弾を体に巻いた男が老女を羽交い絞めにしているのが見えた。
ハイジャックである。
どうやら、アッチの世界が俺を放って置いてはくれないらしい。
ここから先のビジョンなら全て見通せる。
後部座席に隠れている敵の首をへし折り、主犯格の頚動脈にボールペンを突き刺す。
爆弾の解除は2分で可能だろう。
その時、CAに紛れていた敵が俺に銃を向けるがエヴァが手刀で気絶させる。
実は彼女は今度の俺の任務のバディであり、俺の実力が見たかったので
予め察知していたハイジャック犯のフライトに俺を乗せていた。
俺が頼れる相棒になりえるかの確認のためである。
俺は敵を排除した後にエヴァに尋ねる。
ぷに「俺は君の試験に合格できたかな?」
エヴァは何も答えずに俺の首に腕を回し、熱い口づけをした。
・・・てな感じの妄想を飛行機に乗って5秒位でいつもしてしまうんですよ。
多分精神鑑定かなんかを受けたら、きっとお仕事せずとも死ぬまで面倒を見てくれる施設に
入れてくれると思うんですが、きっとブログ活動とかは許されないので皆には秘密にしています。
現実の世界では、
向かいに座ったCAさんのスカートが気になってチラチラ見る。
落ち着きがないので座先に付いているCAさんを呼ぶボタンを2度も間違って押してしまい
キョドっていたぷにちんでした。