沖縄旅行 ~夢の終わり~
- 2014/11/11
- 23:19
どうも。ぷにちんです。
沖縄記事も今日でいよいよラストです。
全てを書き上げる事で沖縄の想い出にサヨナラをするようで、切なくなり中々筆が進みませんでした。
もちろん旅行に行ったのはもう20日も前の事で既に旅行気分なんて完璧に抜けているのですが、
パソコンに向かう度に切なくなり、現実逃避(エロ画像のネットサーフィン)を繰り返していました。
最終日、3日目。
この日は初日と同じ様に10時間の移動が待ち構えております。
しかも明日からは仕事・・・。
とりあえず今は嫌なことは全てほっぽいて最終日を楽しむことにします。
朝食をビュッフェ(無料)で済ませて、短い間だけどお世話になったホテルのビーチを眺めます。
そういえば沖縄の海って磯臭くないんですよ。
到着直後はそれほど海が近くないからかなぁ~?
などとも考えておりましたがホテルは海の目の前ですからね。
ひたすら考えた結果、沖縄の海と北海道の海の違いは何か考えたら、沖縄の海には海藻の残骸とかがないんですよね。
おそらく磯臭さって海藻の匂いなんじゃないかと思います。
勿論海が純粋に綺麗だ。というのは言うまでもありませんけどね。
ここでは沢山のヤドカリを見つけました。
夜の散歩をしている時は掌サイズの個体も見つけました。
流石に指を切断されたら洒落にならないので、素手では触りませんでしたけど。
彼らには沖縄の綺麗で広々とした自然の中でゆったりと暮らしていって欲しいと思います。
色々と考えていると1日が始まったばかりなのにちょっとおセンチになってしまいます。
朝焼けのビーチを眺めながらオシャレなお酒を頂きます。
コチラはホテルにチェックインする際にもらったウェルカムドリンクのチケットを使ってます。
ウェルカムドリンクなのに頼むのはチェックアウトしてからとか・・・。
人として何かズレていますが、お構いなしです。
最高のタイミングとシチュエーションで権利を行使する。
それがコスパプレイヤーです。
今日も特に予定はありません。
ホテルから空港に向かう高速バスの時刻は14時。フライトは16時30分。
まだまだ5時間は沖縄の風を感じていられるぜ!とカッコつけてみます。
予定はないですが強いて言うなら日々ぷにちんを疎外する会社の人たちにお土産を買わねばなりません。
繁忙期に有給を頂いて、バカンスを楽しんだ挙句に
お土産すら買っていかないとか、流石に会社のデスクすら無くなりかねません。
いつもお土産を貰う度に思う事があるのですが、例えば
札幌だったら「白い恋人」「ROYCEのチョコ」。
東京だったら「東京バナナ」「鳩サブレ」。
など、定番と言われる物たちがあります。
沖縄でも「紅芋タルト」などが有名ですよね。
これらは知名度もありますし、当然とても美味しいです。
だけどそれらを貰う度に考えてしまうのです。
「それは本当にその土地で無いと買えないのか?」 と。
答えはNOです。
何処かの製菓メーカーがお土産向けに生産し、ただ販売しているだけ。
地元の味でもなければ、名産ですらないこともあります。
第一冷静になったら東京でバナナってなんだよ・・・。って話ですからね。
お土産は味や知名度では無くて、気持ちが大事なんです。
渡す人のためにどれだけ、悩んで考えて購入したかがとても大事なんです。
空港で売っているような物をバタバタと購入して、お土産面してはダメなのです。
東京バナナを貰ったらエライ喜ぶ癖に、変な使命感に駆られて地元のお土産を探しに行きます。
ホテルからバスで10分程度の距離に道の駅があったことをチェックしてたので
最終日は会社の仲間のために使う事にします。
だってぷにちんがこの沖縄を満喫出来たのも、ビーチでカッコつけてる間に働いている仲間がいるからです。
仕事中もぷにちんとは決して話してくれなくて、影で気持ち悪がられても仲間なんです。
そう思わないと自我が崩壊しかねませんので自分に強く暗示をかけます。
早速バス停に向かいます。
道の駅に地元のバスを利用して行く大人。
車では無くバスで道の駅へ行く・・・。
本来ドライブの合間に休憩の為に利用する施設を目的地として出発。
はい、イカレてます。
けど仕方がありません。
だって車の運転なんてしばらくしてませんし、死ぬまで徒歩と自転車と公共交通機関で乗り切りたいんですもん。
バス停を降りて道の駅までテクテク10分程度歩いて向かいます。
朝は晴れていたのですが、少し曇り空が広がっています。
気温は23℃もあるのに少し肌寒く感じてしまうなんて、既に心は沖縄人です。
この度お買い物をしたのはコチラの道の駅。
「おんなの駅」
名前がとってもパラダイスですが、皆さんが期待しているような所ではありません。
ココの地名が恩納村(おんなそん)だからです。
こちらでは軽食コーナーとお土産屋さんが沢山ありました。
お腹は満たされているので、お土産屋さんへ向かいます。
紅芋タルトなどの有名品だけでは無く、地元でしか扱っていないお酒や野菜などもあります。
ここでの狙いは安価で大量の数を確保できる品です。
紅芋タルトで会社の大事な大事な仲間たちの人数を賄おうとしたらお金が沢山かかります。
お土産は気持ちが大事なので、品なんて何だって良いんです。
そう、安くて沢山入っていれば・・・。
そんな歪んだ気持ちのまま売り場を物色しますが、沖縄らしさとコストを兼ね備えた品は中々ありません。
コスパを満たすためにはいつだって根気と労力が必要なのです。
有名どころには目もくれず、マイナーな品々をジロジロと物色していましたらヤツが目につきました。
ちんすこう。
名前は何となく聞いたことがありますが、実際に食べたことはありません。
試食が用意されていたので一つ食べてみます。
あれ、おいしい。
色々な種類があり、お値段もピンキリです。
そんな中慎ましく陳列されている一つのお土産を発見します。
ちんすこう (18袋入り 368円) ※1袋2枚入り。味は6種類。
その時ぷにちんに衝撃走る!!
まさにチャンスを掴んだカイジの気分です。
しかも地元で手作りしている品との事で、ぷにちんの設けたお土産の条件をクリアしています。
・・・もちろん値段も。
これを3個買えば54人分のお土産が賄えます。
お土産は基本一人1つ頂くのが暗黙のルールですが、ぷにちんは意地汚いので良く2つ位貰っちゃいます。
そんな意地汚い奴が数人いても十分に足りる量です。
何度も言いますが、お土産は気持ちが大事なので、値段は大事ではありません。
決して安くてラッキーとか、これを機におっぱいを触らせて欲しい、とかそんな気持ちは微塵もありません。
全ては大切な会社の仲間です。(暗示)
嬉々としてカゴに3袋入れて、買い物を続けます。
シークヮーサ味のガム 沖縄限定(20円)を8個位カゴに入れます。
安物ですが個別に渡すことで特別感を演出できます。
コスパプレイヤーが生まれながらに持つ固有スキルですね。
あとはあじのお土産にネタになる物を探して豚の顔の皮をゲット(2000円位)
あとは自分用に記念に沖縄の泡盛を1本(1500円)と地元産のスーパーで売っている塩(198円)
を買ってお買い物終了。
一息ついて道の駅のトイレに入ります。
用をたしつつ壁をボーっと眺めていたらとんでもない張り紙が目に入りました。
画像が小さくて見づらいので列挙すると
・ボールペンを落とした。ブレスレットを落とした。 ➡普通ですね。
・洗面台で散髪。 ➡ギリギリありえます。
・洗面台に登り、体を洗っていた。危ないよ(><) ➡顔文字w
・カニが詰まった。 ➡!!!
最後の一つはどこから突っ込んだら良いのか分かりません。
ヤドカリではないことを心から祈るばかりです。
多分お笑い芸人のタカandトシなら
「沖縄か!」
ってベタベタな突っ込みをして、タカから
「沖縄だよ!」
って逆に突っ込まれるはずです。
ニヤニヤしながら写真を撮っていたら、丁度入ってきた爽やかなイケメンと目があって
イケメンは用をたしたかった筈なのに、そそくさと出ていきました。
旅行先で知らない人にも避けられる、これがぷにちんクオリティです。
逃げるように道の駅を出発してバスに乗り、空港行きのバスに乗るためホテルに戻ります。
またビーチを眺めるために朝のテラスに向かいます。
飲み物を頼まないのに、テラスに居座り海を眺めタバコをたしなむ。
どうやらぷにちんにはホームレスの素質があるのかもしれません。
そうこうしているうちに、いよいよバスの時刻がやってきました。
サヨナラ、俺の沖縄・・・。
青い空、白い砂浜、透き通る海、ヤドカリ。
まともに過ごしたのはほんの1日ですが全てが充実しており、
この旅行は無為に過ごすぷにちんの1年分以上の価値がありました。
楽しかった思い出が頭の中をグルグル回ります。
バスからの普通の景色さえも愛しく感じられます。
優しい日差しの中でウトウトとしているとあっという間に空港に着きました。
あ、ちなみにホテルからの高速バスは何か所か経由して空港に向かったのですが
乗っていたのはぷにちんだけでした。
このホテル送迎バス絶対赤字です。
次回沖縄に来る時も利用するので頑張って存続して欲しいと願います。
空港に着き、沢山の人とすれ違う度に
「彼らはこれから沖縄を満喫するのかぁ~。」
と自然に笑顔になってしまいます。
まだ飛行機の時間までは40分ほどあるのでここで軽くお腹を満たそうとフードエリアに向かいます。
沖縄らしいお店を探していると、何やら気になるお店を発見。
A&W
アメリカンなハンバーガー屋さんです。
ぷにちんは全く知りませんでしたが、後で調べたら沖縄ではチェーン展開している
アメリカから入ってきたファストフードチェーンとの事。
これはいかねば!と早速お店に向かいます。
流石本場のお店。どれも肉肉しいメニューだらけです。
ポテトもこれでもか!と言わんばかりにチーズをぶちまけた健康度外視のメニューです。
ハンバーガーの名前は忘れましたが、とりあえず一番ヘビーそうなのとコーラ、ポテトをセットで頼んで席につきます。
店の内装も70年代のアメリカ(ぷにちんの勝手なイメージ)でオシャレです。
ムシャムシャと食べながら、やっぱりコーラとハンバーガーのコラボは最高だぜ!
と本場メリケン気取りでワイルドに食らいつきます。
ハンバーガーを半分程食べて落ち着き、机の上のPOPをみて愕然としました。
ルートビア
これを飲まずに沖縄は語れない。
ルートビアはおかわり無料!
・・・無料。
うわぁぁぁあっぁぁあぁっぁあっぁ!!
やってしもた。わてやってもうた。
ルートビアって名前だからてっきりビールかと思って、セットを頼む時も眼中になかった。
よく見たら回りの人は皆ルートビア。
帰り際店員さんに聞いたら、 「お酒では無いですよ~お店の看板ドリンクなんです~♪」だって。
なんて注文するときのメニューにちゃんと書いていないんだよ。
だってこの飲み物この店の売りでしょ!もっとアピールしてよ!!
一見の客にも優しさを分けてよ、と悔やみました。
途端に最高の相棒だった目の前のコーラが悪者に見えてきます。
なんでお前はここにいるんだい?お前の相棒はマクドナルドだろ?ここにいちゃいけないよ。
静かに諭しますが、コーラはルートビアに変わってはくれません。
飲み終えるまでずっとコーラでした。
ここで追加でルートビアを頼むのは素人のすることです。
本物のコスパプレイヤーは決してそんな非効率的なことはしません。
少し寂しい気持ちと今度沖縄に来た時のお楽しみの一つとして、これも旅の良い思い出になるのです。
そう自分に言い聞かせなければ今度こそ確実に自我の崩壊が始まるのでまた暗示です。
便利です暗示。
ブツブツと呟き、葛藤しているとフライトの時間が迫っていました。
手続きを済ませて搭乗口付近に行きますが飛行機が遅延しているとの事。
ですが沖縄に少しでも長くいれることは嬉しいことです。
東京から札幌の乗継にも1時間近く余裕があるので、気楽なものです。
むしろ遅延が行きで発生しなくてよかった~。と思っていました。
ですが見事に1時間遅れて乗継失敗。
東京から札幌間で19時30分頃の飛行機に乗り、帰る予定だったのですが羽田で1時間暇を持て余すことになりました。
東京には沖縄と違って何の思い出もありません。
東京バナナの無い東京なんて、ただの薄汚い一都市でしかありません。
こんな街をナッパが挨拶代わりに瓦礫の山に変えても、ベジータ様も無視です。
沖縄に魅了された今のぷにちんにとって東京はその程度の場所です。
とりあえずこれではお家に着くのが12時近くになるのでまたここでも何か食べなければいけません。
良さげなお店を探すも中々ピンと来るお店が無く、無難にオニギリ屋さんで食べる事に。
何か良くわからんけど、良い米を使っているらしく小さいくせに中々のお値段。
味は正直普通でした。
一緒にお味噌汁を頼んでお店のカウンターで食べます。
「ふん、ちんすこうの一つも無いのか・・・クソッタレめ。」
ベジータ様気分でモソモソとオニギリを食べます。
ふと目の前に調味料入れがあり何が入っているのか気になり確認。
左から一味、七味、一味。
いやいやいや、そんなに需要ないでしょ。
しかも左右の一味一緒ですからね。
どんだけ一味狂いがこの店に来るっていうんでしょう?
まさか最後の最後にこんなネタを提供してくれるとは、恐るべし東京。
流石は日本の首都です。一地方都市の北海道人の一つ先のビジョンがあります。
それが良いのかどうかはぷにちんには分かりませんが・・・。
その後は特にネタになる事も無く、札幌に着きJRから地下鉄を乗り継いでお家へ。
ちなみに北海度の気温は10℃。
荷物を出来るだけ減らすために札幌から出発する時も上着は持ってきていません。
沖縄で使うかもしれない、と持って行ったペラッペラのカーディガンをTシャツの上に羽織りながら
駅から徒歩で震えながら帰りました。
こうして無計画な沖縄旅行は幕を閉じ、ぷにちんにとっての最高の体験になりました。
皆さん、最近旅行をしたのはいつだったか覚えていますか?
体では無く心は疲れていませんか?
そんな貴方を癒してくれる最高の土地があります。
沖縄です。
そこは透き通る海と暖かな太陽とヤドカリに出会える最高の楽園です。
ぷにちんが触れ、紹介したのはその一端にすぎません。
是非あなたの目と体で沖縄に触れてみてください。
海をみて嬉しくなった小さい時の童心を思い出すために大人こそ行くべき場所だと思います。
自分の書いた記事でまた沖縄に行きたくなっているぷにちんでした。
沖縄記事も今日でいよいよラストです。
全てを書き上げる事で沖縄の想い出にサヨナラをするようで、切なくなり中々筆が進みませんでした。
もちろん旅行に行ったのはもう20日も前の事で既に旅行気分なんて完璧に抜けているのですが、
パソコンに向かう度に切なくなり、現実逃避(エロ画像のネットサーフィン)を繰り返していました。
最終日、3日目。
この日は初日と同じ様に10時間の移動が待ち構えております。
しかも明日からは仕事・・・。
とりあえず今は嫌なことは全てほっぽいて最終日を楽しむことにします。
朝食をビュッフェ(無料)で済ませて、短い間だけどお世話になったホテルのビーチを眺めます。
そういえば沖縄の海って磯臭くないんですよ。
到着直後はそれほど海が近くないからかなぁ~?
などとも考えておりましたがホテルは海の目の前ですからね。
ひたすら考えた結果、沖縄の海と北海道の海の違いは何か考えたら、沖縄の海には海藻の残骸とかがないんですよね。
おそらく磯臭さって海藻の匂いなんじゃないかと思います。
勿論海が純粋に綺麗だ。というのは言うまでもありませんけどね。
ここでは沢山のヤドカリを見つけました。
夜の散歩をしている時は掌サイズの個体も見つけました。
流石に指を切断されたら洒落にならないので、素手では触りませんでしたけど。
彼らには沖縄の綺麗で広々とした自然の中でゆったりと暮らしていって欲しいと思います。
色々と考えていると1日が始まったばかりなのにちょっとおセンチになってしまいます。
朝焼けのビーチを眺めながらオシャレなお酒を頂きます。
コチラはホテルにチェックインする際にもらったウェルカムドリンクのチケットを使ってます。
ウェルカムドリンクなのに頼むのはチェックアウトしてからとか・・・。
人として何かズレていますが、お構いなしです。
最高のタイミングとシチュエーションで権利を行使する。
それがコスパプレイヤーです。
今日も特に予定はありません。
ホテルから空港に向かう高速バスの時刻は14時。フライトは16時30分。
まだまだ5時間は沖縄の風を感じていられるぜ!とカッコつけてみます。
予定はないですが強いて言うなら日々ぷにちんを疎外する会社の人たちにお土産を買わねばなりません。
繁忙期に有給を頂いて、バカンスを楽しんだ挙句に
お土産すら買っていかないとか、流石に会社のデスクすら無くなりかねません。
いつもお土産を貰う度に思う事があるのですが、例えば
札幌だったら「白い恋人」「ROYCEのチョコ」。
東京だったら「東京バナナ」「鳩サブレ」。
など、定番と言われる物たちがあります。
沖縄でも「紅芋タルト」などが有名ですよね。
これらは知名度もありますし、当然とても美味しいです。
だけどそれらを貰う度に考えてしまうのです。
「それは本当にその土地で無いと買えないのか?」 と。
答えはNOです。
何処かの製菓メーカーがお土産向けに生産し、ただ販売しているだけ。
地元の味でもなければ、名産ですらないこともあります。
第一冷静になったら東京でバナナってなんだよ・・・。って話ですからね。
お土産は味や知名度では無くて、気持ちが大事なんです。
渡す人のためにどれだけ、悩んで考えて購入したかがとても大事なんです。
空港で売っているような物をバタバタと購入して、お土産面してはダメなのです。
東京バナナを貰ったらエライ喜ぶ癖に、変な使命感に駆られて地元のお土産を探しに行きます。
ホテルからバスで10分程度の距離に道の駅があったことをチェックしてたので
最終日は会社の仲間のために使う事にします。
だってぷにちんがこの沖縄を満喫出来たのも、ビーチでカッコつけてる間に働いている仲間がいるからです。
仕事中もぷにちんとは決して話してくれなくて、影で気持ち悪がられても仲間なんです。
そう思わないと自我が崩壊しかねませんので自分に強く暗示をかけます。
早速バス停に向かいます。
道の駅に地元のバスを利用して行く大人。
車では無くバスで道の駅へ行く・・・。
本来ドライブの合間に休憩の為に利用する施設を目的地として出発。
はい、イカレてます。
けど仕方がありません。
だって車の運転なんてしばらくしてませんし、死ぬまで徒歩と自転車と公共交通機関で乗り切りたいんですもん。
バス停を降りて道の駅までテクテク10分程度歩いて向かいます。
朝は晴れていたのですが、少し曇り空が広がっています。
気温は23℃もあるのに少し肌寒く感じてしまうなんて、既に心は沖縄人です。
この度お買い物をしたのはコチラの道の駅。
「おんなの駅」
名前がとってもパラダイスですが、皆さんが期待しているような所ではありません。
ココの地名が恩納村(おんなそん)だからです。
こちらでは軽食コーナーとお土産屋さんが沢山ありました。
お腹は満たされているので、お土産屋さんへ向かいます。
紅芋タルトなどの有名品だけでは無く、地元でしか扱っていないお酒や野菜などもあります。
ここでの狙いは安価で大量の数を確保できる品です。
紅芋タルトで会社の大事な大事な仲間たちの人数を賄おうとしたらお金が沢山かかります。
お土産は気持ちが大事なので、品なんて何だって良いんです。
そう、安くて沢山入っていれば・・・。
そんな歪んだ気持ちのまま売り場を物色しますが、沖縄らしさとコストを兼ね備えた品は中々ありません。
コスパを満たすためにはいつだって根気と労力が必要なのです。
有名どころには目もくれず、マイナーな品々をジロジロと物色していましたらヤツが目につきました。
ちんすこう。
名前は何となく聞いたことがありますが、実際に食べたことはありません。
試食が用意されていたので一つ食べてみます。
あれ、おいしい。
色々な種類があり、お値段もピンキリです。
そんな中慎ましく陳列されている一つのお土産を発見します。
ちんすこう (18袋入り 368円) ※1袋2枚入り。味は6種類。
その時ぷにちんに衝撃走る!!
まさにチャンスを掴んだカイジの気分です。
しかも地元で手作りしている品との事で、ぷにちんの設けたお土産の条件をクリアしています。
・・・もちろん値段も。
これを3個買えば54人分のお土産が賄えます。
お土産は基本一人1つ頂くのが暗黙のルールですが、ぷにちんは意地汚いので良く2つ位貰っちゃいます。
そんな意地汚い奴が数人いても十分に足りる量です。
何度も言いますが、お土産は気持ちが大事なので、値段は大事ではありません。
決して安くてラッキーとか、これを機におっぱいを触らせて欲しい、とかそんな気持ちは微塵もありません。
全ては大切な会社の仲間です。(暗示)
嬉々としてカゴに3袋入れて、買い物を続けます。
シークヮーサ味のガム 沖縄限定(20円)を8個位カゴに入れます。
安物ですが個別に渡すことで特別感を演出できます。
コスパプレイヤーが生まれながらに持つ固有スキルですね。
あとはあじのお土産にネタになる物を探して豚の顔の皮をゲット(2000円位)
あとは自分用に記念に沖縄の泡盛を1本(1500円)と地元産のスーパーで売っている塩(198円)
を買ってお買い物終了。
一息ついて道の駅のトイレに入ります。
用をたしつつ壁をボーっと眺めていたらとんでもない張り紙が目に入りました。
画像が小さくて見づらいので列挙すると
・ボールペンを落とした。ブレスレットを落とした。 ➡普通ですね。
・洗面台で散髪。 ➡ギリギリありえます。
・洗面台に登り、体を洗っていた。危ないよ(><) ➡顔文字w
・カニが詰まった。 ➡!!!
最後の一つはどこから突っ込んだら良いのか分かりません。
ヤドカリではないことを心から祈るばかりです。
多分お笑い芸人のタカandトシなら
「沖縄か!」
ってベタベタな突っ込みをして、タカから
「沖縄だよ!」
って逆に突っ込まれるはずです。
ニヤニヤしながら写真を撮っていたら、丁度入ってきた爽やかなイケメンと目があって
イケメンは用をたしたかった筈なのに、そそくさと出ていきました。
旅行先で知らない人にも避けられる、これがぷにちんクオリティです。
逃げるように道の駅を出発してバスに乗り、空港行きのバスに乗るためホテルに戻ります。
またビーチを眺めるために朝のテラスに向かいます。
飲み物を頼まないのに、テラスに居座り海を眺めタバコをたしなむ。
どうやらぷにちんにはホームレスの素質があるのかもしれません。
そうこうしているうちに、いよいよバスの時刻がやってきました。
サヨナラ、俺の沖縄・・・。
青い空、白い砂浜、透き通る海、ヤドカリ。
まともに過ごしたのはほんの1日ですが全てが充実しており、
この旅行は無為に過ごすぷにちんの1年分以上の価値がありました。
楽しかった思い出が頭の中をグルグル回ります。
バスからの普通の景色さえも愛しく感じられます。
優しい日差しの中でウトウトとしているとあっという間に空港に着きました。
あ、ちなみにホテルからの高速バスは何か所か経由して空港に向かったのですが
乗っていたのはぷにちんだけでした。
このホテル送迎バス絶対赤字です。
次回沖縄に来る時も利用するので頑張って存続して欲しいと願います。
空港に着き、沢山の人とすれ違う度に
「彼らはこれから沖縄を満喫するのかぁ~。」
と自然に笑顔になってしまいます。
まだ飛行機の時間までは40分ほどあるのでここで軽くお腹を満たそうとフードエリアに向かいます。
沖縄らしいお店を探していると、何やら気になるお店を発見。
A&W
アメリカンなハンバーガー屋さんです。
ぷにちんは全く知りませんでしたが、後で調べたら沖縄ではチェーン展開している
アメリカから入ってきたファストフードチェーンとの事。
これはいかねば!と早速お店に向かいます。
流石本場のお店。どれも肉肉しいメニューだらけです。
ポテトもこれでもか!と言わんばかりにチーズをぶちまけた健康度外視のメニューです。
ハンバーガーの名前は忘れましたが、とりあえず一番ヘビーそうなのとコーラ、ポテトをセットで頼んで席につきます。
店の内装も70年代のアメリカ(ぷにちんの勝手なイメージ)でオシャレです。
ムシャムシャと食べながら、やっぱりコーラとハンバーガーのコラボは最高だぜ!
と本場メリケン気取りでワイルドに食らいつきます。
ハンバーガーを半分程食べて落ち着き、机の上のPOPをみて愕然としました。
ルートビア
これを飲まずに沖縄は語れない。
ルートビアはおかわり無料!
・・・無料。
うわぁぁぁあっぁぁあぁっぁあっぁ!!
やってしもた。わてやってもうた。
ルートビアって名前だからてっきりビールかと思って、セットを頼む時も眼中になかった。
よく見たら回りの人は皆ルートビア。
帰り際店員さんに聞いたら、 「お酒では無いですよ~お店の看板ドリンクなんです~♪」だって。
なんて注文するときのメニューにちゃんと書いていないんだよ。
だってこの飲み物この店の売りでしょ!もっとアピールしてよ!!
一見の客にも優しさを分けてよ、と悔やみました。
途端に最高の相棒だった目の前のコーラが悪者に見えてきます。
なんでお前はここにいるんだい?お前の相棒はマクドナルドだろ?ここにいちゃいけないよ。
静かに諭しますが、コーラはルートビアに変わってはくれません。
飲み終えるまでずっとコーラでした。
ここで追加でルートビアを頼むのは素人のすることです。
本物のコスパプレイヤーは決してそんな非効率的なことはしません。
少し寂しい気持ちと今度沖縄に来た時のお楽しみの一つとして、これも旅の良い思い出になるのです。
そう自分に言い聞かせなければ今度こそ確実に自我の崩壊が始まるのでまた暗示です。
便利です暗示。
ブツブツと呟き、葛藤しているとフライトの時間が迫っていました。
手続きを済ませて搭乗口付近に行きますが飛行機が遅延しているとの事。
ですが沖縄に少しでも長くいれることは嬉しいことです。
東京から札幌の乗継にも1時間近く余裕があるので、気楽なものです。
むしろ遅延が行きで発生しなくてよかった~。と思っていました。
ですが見事に1時間遅れて乗継失敗。
東京から札幌間で19時30分頃の飛行機に乗り、帰る予定だったのですが羽田で1時間暇を持て余すことになりました。
東京には沖縄と違って何の思い出もありません。
東京バナナの無い東京なんて、ただの薄汚い一都市でしかありません。
こんな街をナッパが挨拶代わりに瓦礫の山に変えても、ベジータ様も無視です。
沖縄に魅了された今のぷにちんにとって東京はその程度の場所です。
とりあえずこれではお家に着くのが12時近くになるのでまたここでも何か食べなければいけません。
良さげなお店を探すも中々ピンと来るお店が無く、無難にオニギリ屋さんで食べる事に。
何か良くわからんけど、良い米を使っているらしく小さいくせに中々のお値段。
味は正直普通でした。
一緒にお味噌汁を頼んでお店のカウンターで食べます。
「ふん、ちんすこうの一つも無いのか・・・クソッタレめ。」
ベジータ様気分でモソモソとオニギリを食べます。
ふと目の前に調味料入れがあり何が入っているのか気になり確認。
左から一味、七味、一味。
いやいやいや、そんなに需要ないでしょ。
しかも左右の一味一緒ですからね。
どんだけ一味狂いがこの店に来るっていうんでしょう?
まさか最後の最後にこんなネタを提供してくれるとは、恐るべし東京。
流石は日本の首都です。一地方都市の北海道人の一つ先のビジョンがあります。
それが良いのかどうかはぷにちんには分かりませんが・・・。
その後は特にネタになる事も無く、札幌に着きJRから地下鉄を乗り継いでお家へ。
ちなみに北海度の気温は10℃。
荷物を出来るだけ減らすために札幌から出発する時も上着は持ってきていません。
沖縄で使うかもしれない、と持って行ったペラッペラのカーディガンをTシャツの上に羽織りながら
駅から徒歩で震えながら帰りました。
こうして無計画な沖縄旅行は幕を閉じ、ぷにちんにとっての最高の体験になりました。
皆さん、最近旅行をしたのはいつだったか覚えていますか?
体では無く心は疲れていませんか?
そんな貴方を癒してくれる最高の土地があります。
沖縄です。
そこは透き通る海と暖かな太陽とヤドカリに出会える最高の楽園です。
ぷにちんが触れ、紹介したのはその一端にすぎません。
是非あなたの目と体で沖縄に触れてみてください。
海をみて嬉しくなった小さい時の童心を思い出すために大人こそ行くべき場所だと思います。
自分の書いた記事でまた沖縄に行きたくなっているぷにちんでした。