カレーの定番
- 2014/10/14
- 16:23
どうも。
あじです。
カレーさん。
ご飯に合う、定番ですよね。
おしゃれな奴はナンとか、スープカレーとか言うんでしょうけど、
私はご飯。ぜったいご飯。
カレーさんはお母さんが作るものがうまいってよく聞くけど、本当にそうだと思う。
それはきっと、子供の頃から食べさせられ、舌が「ひぎぃぃぃぃこの辛さがさいこおなのぉぉぉっ」て調教されてきたからだと思う。
そして、千差万別の味と具と好みにより、他人のおうちでカレーさんを食すことのリスク。
「うちのカレーは最高においしいんだぜ」、と紹介されて食べたカレーさん。
おいしかった記憶はありません。「ほんとだ!おいしい!」って嘘つく自分がいて、私の罪が増える。
そんなわけで、外でカレーさんを食べるのはあんまり好きじゃなかったな。
そして時は流れ、ファストフードがハンバーガーから牛丼へ流れ、欧米化の日本がお米の素晴らしさを改めて感じ始めたころ。私はカレーハウスCoCo壱番屋を知った。
私が地元留萌から家族と旭川に出かけたときだった。
留萌へ帰る途中、父が少しお腹がすいたと言い出した。もはや父の空腹宣言は家族の定番であり、晩御飯の合図だった。
いつも旭川の帰りはヴィクトリアでカットステーキとスープバーを食べていた、
これは母のリクエストとファミレスならではの豊富なメニューと大きいテーブルが大家族であるあじ家に合っていたからだ。
しかし、この時は父がカレーが食べたいと言った。このため、家族でカレーハウスCoCo壱番屋に立ち寄った。
今までファミレスばかりだった私にはこじんまりとしたカウンターに、わずかのテーブル席、そして、真っ直ぐにカレーのみを扱うこの店舗は新鮮だった。
オーダーからわずか数分後、でてくるカレー。ファミレスの非じゃないスピードに驚愕した。
ただ、この日一番驚いたのはスピードではなく、カレーさんの中身だった。
具が、ない・・・?
綺麗にルーしかないカレーさん。
いじめか・・・?初見の客には具をいれない、いじめなのか・・・?
いや、違う。これは完成品だ。具なしで完成しているのだ。
では今まで私が食べていたカレーさんは偽者?違う。
どちらもカレーさん。世の中には色んなカレーさんのスタイルがあるんだ。
小さいながらにして、カレーさんの違いを認識する。
ただ、当時の私にとってカレー屋さんの中辛は辛すぎた。実家のカレーさんが一番だった。
さらに時は流れ、札幌の地で一人暮らしをする私。
カレーさんを作ることもなく、カレーさんは外で食べるものと意識が変わっていった。
せっかくカレーさんを食べるならいいものを食べよう。
などと貧乏ながらにわけのわからない喫茶店のカレーさんを食べていた。
今にして思うが、これは過ちだった。丁寧さがないからだ。
喫茶店やレストランのカレーさんはあくまで、メニューのひとつ。カレーさんに対する愛情や情熱も数多くのメニューに分散してしまう。これはいけない。
そして、先日。
私は久しぶりにカレーハウスCoCo壱番屋に立ち寄った。
予定までの暇な時間に空腹を埋めようと思ったのだ。
店内は、成程。カウンターのみ。この感じ、嫌いじゃない。
メニューは。あれ。
以前と違う。注文方法?そんな複雑なシステムが組まれているのか。
「カツカレー、中辛。」
これだけで分かり合える時代は終わったのか。
さらに、SKE48とのコラボ。
新規顧客を呼び込もうとする意思は窺えるが、少し彼女たちの華やかさと店内の静けさがマッチしていないように感じられた。
差し出される謎のビン。ルーにソースをかけろというのか・・・?
ガタン。
ついに私のオーダーが来たようだ。
【手仕込メンチカツカレー】
期間限定メニューにつられ、注文した。
うひゃー。
このカレーさん、うまい。
確信した。
スプーンで一杯。
シンプル。
イズ。
ベスト。
久しぶり。心の中でつぶやく。
メンチカツに芳醇ソースをかけてみる。
パクッ。
メンチカツ定食でもいけるレベルにご飯と合う。
ルー+メンチカツ+白米
プ レ ミ ア ム
そう呼ぶしかなかった。
空っぽの胃袋にそそがれる、おいしさ。
まさにカレーの定番。
いままで、カレーさんと敬ってきたが、
こいつを食べたことでもうやめた。
私とあんたは、もう仲良し。対等の立場である。
これからは、あんたのこと、カレーって呼ばせてもらうぜ。
いいよな?
カレー(敬称略)
あんた、どこまで人間の生活に影響すれば気がすむんだい?
果てない疑問をぶつける、あじでした。
あじです。
カレーさん。
ご飯に合う、定番ですよね。
おしゃれな奴はナンとか、スープカレーとか言うんでしょうけど、
私はご飯。ぜったいご飯。
カレーさんはお母さんが作るものがうまいってよく聞くけど、本当にそうだと思う。
それはきっと、子供の頃から食べさせられ、舌が「ひぎぃぃぃぃこの辛さがさいこおなのぉぉぉっ」て調教されてきたからだと思う。
そして、千差万別の味と具と好みにより、他人のおうちでカレーさんを食すことのリスク。
「うちのカレーは最高においしいんだぜ」、と紹介されて食べたカレーさん。
おいしかった記憶はありません。「ほんとだ!おいしい!」って嘘つく自分がいて、私の罪が増える。
そんなわけで、外でカレーさんを食べるのはあんまり好きじゃなかったな。
そして時は流れ、ファストフードがハンバーガーから牛丼へ流れ、欧米化の日本がお米の素晴らしさを改めて感じ始めたころ。私はカレーハウスCoCo壱番屋を知った。
私が地元留萌から家族と旭川に出かけたときだった。
留萌へ帰る途中、父が少しお腹がすいたと言い出した。もはや父の空腹宣言は家族の定番であり、晩御飯の合図だった。
いつも旭川の帰りはヴィクトリアでカットステーキとスープバーを食べていた、
これは母のリクエストとファミレスならではの豊富なメニューと大きいテーブルが大家族であるあじ家に合っていたからだ。
しかし、この時は父がカレーが食べたいと言った。このため、家族でカレーハウスCoCo壱番屋に立ち寄った。
今までファミレスばかりだった私にはこじんまりとしたカウンターに、わずかのテーブル席、そして、真っ直ぐにカレーのみを扱うこの店舗は新鮮だった。
オーダーからわずか数分後、でてくるカレー。ファミレスの非じゃないスピードに驚愕した。
ただ、この日一番驚いたのはスピードではなく、カレーさんの中身だった。
具が、ない・・・?
綺麗にルーしかないカレーさん。
いじめか・・・?初見の客には具をいれない、いじめなのか・・・?
いや、違う。これは完成品だ。具なしで完成しているのだ。
では今まで私が食べていたカレーさんは偽者?違う。
どちらもカレーさん。世の中には色んなカレーさんのスタイルがあるんだ。
小さいながらにして、カレーさんの違いを認識する。
ただ、当時の私にとってカレー屋さんの中辛は辛すぎた。実家のカレーさんが一番だった。
さらに時は流れ、札幌の地で一人暮らしをする私。
カレーさんを作ることもなく、カレーさんは外で食べるものと意識が変わっていった。
せっかくカレーさんを食べるならいいものを食べよう。
などと貧乏ながらにわけのわからない喫茶店のカレーさんを食べていた。
今にして思うが、これは過ちだった。丁寧さがないからだ。
喫茶店やレストランのカレーさんはあくまで、メニューのひとつ。カレーさんに対する愛情や情熱も数多くのメニューに分散してしまう。これはいけない。
そして、先日。
私は久しぶりにカレーハウスCoCo壱番屋に立ち寄った。
予定までの暇な時間に空腹を埋めようと思ったのだ。
店内は、成程。カウンターのみ。この感じ、嫌いじゃない。
メニューは。あれ。
以前と違う。注文方法?そんな複雑なシステムが組まれているのか。
「カツカレー、中辛。」
これだけで分かり合える時代は終わったのか。
さらに、SKE48とのコラボ。
新規顧客を呼び込もうとする意思は窺えるが、少し彼女たちの華やかさと店内の静けさがマッチしていないように感じられた。
差し出される謎のビン。ルーにソースをかけろというのか・・・?
ガタン。
ついに私のオーダーが来たようだ。
【手仕込メンチカツカレー】
期間限定メニューにつられ、注文した。
うひゃー。
このカレーさん、うまい。
確信した。
スプーンで一杯。
シンプル。
イズ。
ベスト。
久しぶり。心の中でつぶやく。
メンチカツに芳醇ソースをかけてみる。
パクッ。
メンチカツ定食でもいけるレベルにご飯と合う。
ルー+メンチカツ+白米
プ レ ミ ア ム
そう呼ぶしかなかった。
空っぽの胃袋にそそがれる、おいしさ。
まさにカレーの定番。
いままで、カレーさんと敬ってきたが、
こいつを食べたことでもうやめた。
私とあんたは、もう仲良し。対等の立場である。
これからは、あんたのこと、カレーって呼ばせてもらうぜ。
いいよな?
カレー(敬称略)
あんた、どこまで人間の生活に影響すれば気がすむんだい?
果てない疑問をぶつける、あじでした。